「朝鮮の友に贈る書」の感想
朝鮮の友に贈る書
ちょうせんのともにおくるしょ
初出:「改造」1920(大正9)年6月号

柳宗悦

分量:約41
書き出し:私の知れる、または見知らぬ多くの朝鮮の友に、心からのこの書翰《しょかん》を贈る。情の日本は今かくするようにと私に命じている。私は進み出て、もだし難いこの心を貴方がたに話し掛けよう。これらの言葉が受け容れられる事を、私はひそかに信じたい。もしこの書を通して二つの心が触れ得るなら、それはどんなにか私にとっての悦びであろう。貴方がたもその淋《さび》しい沈黙を、私の前には破ってほしい。人はいつも心を語る友...
更新日: 2019/11/22
7169bc836498さんの感想

韓国が日本を上から目線で見ているという日本人は歴史を知らない。津田梅子、福沢諭吉を初め、教育者yに朝鮮蔑視の人びとが多かった。視かねた柳さんが書いた痛恨の書籍がこれだ。ウラジオストクは東をおさめるという言う意味だ。まだ革命でソ連ができる前に、地政学的な考慮から、朝鮮を併合したのは明らかにあやまちだった。それを認めない不毛な議論をまたしている。