「「鶴」と百間先生」の感想
「鶴」と百間先生
つるとひゃっけんせんせい

室生犀星

分量:約4
書き出し:このごろ私の随筆集が出たので出版元から是非内田百間さんに批評風な紹介を書いて貰ひたいと頼むと、内田さんは以前室生さんがあまり褒めて呉れたので、改めて褒め返すことが変だといふ理由で控へられたさうである。私が百間さんに褒められたのなら関はず褒め返すのに、百間さんはかういふところが内気な人らしいのである。そんな内気なんぞ叩きこはしてしまへといひたいくらゐである。こんどの随筆集「鶴」を見ると内気なものはな...
更新日: 2019/09/10
19双之川喜41さんの感想

 百間の随筆が 面白いのは 小説との 雑種児(あいのこ)文章だからだという。 確かに それはあると思われる。 犀星の指摘は 鋭いと感じた。