はじめの感想は 中原の散文は とても 達意の文とは 言いにくいということである。 中原は 孤独の醸し出す (観念)なるものが 作家には 必要と力説されるけど それが 何のことかは 伝わりにくいと感じた。
「観念」という言葉を使っている。 衣食住だけではなく観念が重要で、寧ろ、観念が衣食住より上位にくるのが、「インテリ」だと。芸術家だと。 インテリの行動は恐らく、金が入ったら米を買わずに、本を買ってしまうだろう。あるいは、金を稼ぐこと自体せずに洞穴で哲学をするのだろう。 自然、世間とは隔たる。故に、孤独となる。インテリは孤独なのだ。