「感情喪失時代」の感想
感情喪失時代
かんじょうそうしつじだい

中原中也

分量:約4
書き出し:一感情喪失時代現代は、「不安の時代」だと云はれる。之に対して或人は理智の欠乏がその原因だといひ、或人は共通信条の不在を嘆いてゐる。みんなそれぞれ理由のある所であらうが、原因はいざ知らず、見渡した所感情が喪失されてある状態であること明らかであるやうである。感情といふ語の内容も色々であらうが、「独り居て怡しむ」底の感情、対人的に発露するに非ざる、そこはかとなき欣怡の情である。之の欠乏する限り、対人せる...
更新日: 2016/06/25
1dbde5ace62dさんの感想

野望のために感情をなくすのだそう。なるほど。ホトホト疲れることだ。

更新日: 2016/06/25
3da7c1c24c49さんの感想

呑気でぶらぶらではなく、ゴロゴロでもない。社会を観察する余裕が必要と、思った。

更新日: 2016/03/06
7b24beb875ccさんの感想

「呑気にブラブラする」ことは実は難しい。その通りだ!「君は土・日一体何をしているのだ?」と上司から聞かれたら、「何もしてない」、と答えると、「つまらん奴だ!」と思われ、「そんなに暇ならゴルフでも付き合え」、とでも言われかねない。サラリーマンに「暇」という概念はNGだ。常に時間が無い状態が望ましい。不安は感情の欠如が原因ではない。暇な状態の方が、杞憂を生む。