「三島由紀夫」の感想
三島由紀夫
みしまゆきお

ナルシシスムの運命

ナルシシスムのうんめい初出:「文學界」文藝春秋新社、1952(昭和27)年3月

神西清

分量:約27
書き出し:1「女が髭を持つてゐないやうに、彼は年齡を持つてゐなかつた。」——例によつて三島由紀夫得意のアフォリズムである。『禁色』に出てくる男色家ジャッキーを指して言つてゐるのだが、いつそそつくりそのまま、當の作者に當てはまりさうである。まつたく女に髭がないやうに、三島由紀夫には年齡がない。もちろん年齡といつても、先天的な——いやつまり、戸籍上のそれぢやない。見た目が小ましやくれてるとか、變に大人つぽいとか...
更新日: 2021/01/15
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