「青空文庫ものがたり」の感想
青空文庫ものがたり
あおぞらぶんこものがたり

インターネット図書館の開設から今日まで

インターネットとしょかんのかいせつからこんにちまで

野口英司

分量:約51
書き出し:プロローグ二〇〇五年一月一日、青空文庫のトップページに新しいロゴが掲げられた。著作権の保護期間を著作者の死後五〇年から七〇年へと延長しようとする動きに待ったをかける意思表示のロゴである。同じ日、青空文庫からのお知らせを掲載する〔そらもよう〕に、富田倫生は記している。青空のぬくもりは、誰もが共に味わえる。一人があずかって、その恵みが減じることはない。万人が共に享受して、何ら不都合がない。著作権法が保...
更新日: 2019/03/25
19双之川喜41さんの感想

 先日 「山月記」を読むことができたのも 青空文庫の関係者の皆さんの おかげだったのですね。 有り難うございます。 これからも よろしくお願いいたします。

更新日: 2019/01/18
486e942eeaa2さんの感想

そこそこの年齢を重ね、終活時期に突入し、財書の整理を成し、さっぱり、すっきり悔い無しと思えたのは、電子図書時代の到来が有ったからに他ならない。今でも定期講読雑誌や新刊本の購入は、止められないが、財書せず大いに読み回すが、定着してきました。 時に新幹線車中、入院中などなど、いつ何処でも手にできる青空文庫 は、私にとって欠くことの出来ない、人生最大のアイテムになりつつあります。携わって下さった多くの方々の尽力に感謝の思いで一杯です。

更新日: 2018/09/07
いちにいさんの感想

青空文庫が出版社から抗議を受けたことはない、とのこと。理由はわからないそうだ。 思うに、太宰治の「人間失格」を例にあげると、街の大きな本屋は勿論、小さな本屋、古本屋あるいは公共図書館、学校図書館など色々な場所で手に取ることができる。それに加え青空文庫のような電子書籍が登場したのだ。 さて、我々は何回「人間失格」を生涯のうちに読むだろうか?10回以上は読みはしないか?小学校時代はジュニア版のるびの多いものを読み、中学や高校で岩波文庫を手にする。大学や社会人になれば書斎を引っ掻き回して、その色あせたカビ臭い文庫を見つけ再読する。旅先で読みたくなれば、青空文庫が活躍する。 ゴーゴリの「外套」などは私は文庫で2冊持っていた。それでも、暇な時は手元にあるスマホで青空文庫を検索し読むことがある。 仮に、出版社が青空文庫を批判するとすれば、図書館や古本屋も批判されなければならない。何故、それをしないのか?それは、「良書の力」だと考える。確かに全集は売れない時代と言われているが、文庫は永遠だと思う。いや、自分の書斎には必ず並べておかなければならない本なのだ!書斎にスマホ1つを置いておく訳にはいかない。 良書とは何か?良書とは著作権が切れた本でも未だに書店に並んでいる本なのだ。良書は永遠なのだ!青空文庫ごときが、電子化したところで、岩波文庫の売行きは左右されない。極論を言えば、書斎の「人間失格」といタイトルだけを見つめるだけでも良いのだ。所謂「積ん読」でも良い。いつか君も手に取り精読する日がくる。残念ながら青空文庫では味わえない感動がくる。 それはパルプ紙のセピア色のカビ臭い頁をめくることでしか味わえない。指のスワイプでは駄目だ。少なくとも一度は岩波などの本をめくった経験がなければ感動は甦らない。 そういう理由で出版社から青空文庫が抗議を受けることは有り得ないと私は考える。 青空文庫殿には今後とも良書だけを提供願いたく感想投稿した。感謝いたします。