中原中也
今峠にいる、今のこの作者の気持ちを、この感じを、読者に伝えることができないのは、記述が愚劣だからなのだが、その記述の愚劣さに対して人類は無頓着すぎる。記述と人類、両方に対して、作者は不満と孤独を感じている。