「妻の秘密筥」の感想
妻の秘密筥
さいのひみつばこ
初出:「現代」大日本雄辯會講談社、1939(昭和14)年10月

佐々木邦

分量:約33
書き出し:才人五人組「君達の群《グループ》は一寸《ちょっと》違っているね」目のあるものは皆そう言って、敬意を表してくれる。「一癖あるのが揃っている」と課長が言ったそうだ。僕達も十|把《ぱ》一《ひと》からげの連中とは選を異《こと》にしている積りだ。同僚の多くは、寄ると触ると、X《エッキス》の次の話をする。俸給の上らない不平をこぼす。他に能がない。そういうのに較べると、僕達は大いに違う。課長の言う通り、皆一癖も...
更新日: 2021/04/15
b53e79cfe52cさんの感想

この話は面白いですね。しかし奥さんが皆真面目すぎて小説としてはパンチにかけるが、広瀬さんの「女と言う者は必ず秘密を持っている」と言うつくり話よる珍騒動と言うことでOKですね。