「奇術考案業」の感想
奇術考案業
きじゅつこうあんぎょう

長谷川伸

分量:約11
書き出し:世間には思いもよらない変った渡世をするものがある。たとえば幽霊が憑《つ》いているのを、その日その日のくらしの種にして、日本中を廻り歩くとか、親不孝の罰はこれこのとおりだと、蛇を首に巻いて日本中どころか、海を渡って儲けて帰ったとか、因果物師の手にかかっている角男、章魚小僧、小あたま、鶏娘、桃太郎、猩々太郎、さては生きている夷《えびす》三郎——人力車に乗って絵端書を売って歩く——の類とは違って、香具師...
更新日: 2021/01/04
19双之川喜41さんの感想

 思いもよらぬ職業は、昔の方が有ったようで、ビル・ゲイツも呆れる虚業の話である。 差押えされても恐くない 封印を掻い潜る金庫を 発明して 売り飛ばした男の話は 呆れた落ちがつく。