コナン・ドイルが書く一連のホームズ作品は、推理小説では有るが、所謂謎解きゲームや、パズルの類では有りません。 多くのヒントが散りばめられて、それを元に、集められた数人の容疑者から真犯人を見つけ出す・・・ そんな展開では無いのです。 なので、犯人が解ってしまうと、もうつまらん!! とか言って読まないオジサン達には新鮮に感じる事でしょう。 もちろん我慢し切れずに、犯人が知りたくて後ろから読んでしまうタイプのオジサン達にも新鮮でしょう。 何度でも読める推理小説がシャーロックホームズシリーズです。
遠い昔の 因縁ばなしが 殺人の動機として しめされても なにか 仇討ち 十年掛かりで 痛々しい 執念に 後味悪いのを 感じるのに 似て あまり 説得力が 無いようにも 思って しまった。
ずっと読んでみたいと思い遂に読了いたしました。 最初の章ではホームズの突拍子な行動に理解不能でしたが、次の章でのまるで話が変わったかのような被疑者や被害者たちの忌々しい過去、そして最後の章でのすべての行動と過去のまとまりようにすっかり感心いたしました。 とても面白く他のシリーズも読んでみたいと思います。
初めて シャーロック ホームズのお話しを読んだのですが、読みごたえがありました。途中の博士の回顧録からは話が変わったのかと思うほどでしたが、その話が事件の真相になっていると知ると、1つの事件で断片的だったものがつながりました。
全体の構成としてわかりにくい部分があるかも。 また、翻訳ではレストレードの一人称、口調に違和感が。一般的な邦題と変えた意図も不明。