「幼き恋の回顧」の感想
幼き恋の回顧
おさなきこいのかいこ

中原中也

分量:約0
書き出し:幼き恋は寸燐の軸木燃えてしまへばあるまいものを寐覚めの囁きは燃えた燐だつたまた燃える時がありませうかアルコールのやうな夕暮に二人は再びあひました——圧搾酸素でもてゝゐる恋とはどんなものですかその実今は平凡ですがたつたこなひだ燃えた日の印象が二人を一緒に引きずつてます何の方へです——ソーセーヂが紫色に腐れました——多分「話の種」の方へでせう底本:「新編中原中也全集第二巻詩※」角川書店2001(平成1...
更新日: 2022/02/01
d3d29f89bb74さんの感想

中原中也が17歳頃に書かれた作品らしく、青春頃の恋とそれが消えてしまうという感じがとても好きです。意味を調べて読みましたが、とっても良い意味だったのでぜひ意味までも調べて読んでみてください…

更新日: 2017/12/31
尋ね人の糸さんの感想

あ、これ好き。 表現の上手い人もいたもんだなぁ、と感心した。

更新日: 2017/10/29
cf613ce8b2c9さんの感想

 相変わらず理解を簡単に示してはいけないような詩をお書きになっていますね。  色んな文献を読むと中也先生は恋が多そうな一生を送っているようですね。熱い詩から木枯らしのような詩まで『恋愛詩なんて』といっていた割にはやはり多いですね。  此も此で、結構好きです。