「人魚」の感想
人魚
にんぎょ

火野葦平

分量:約19
書き出し:草の葉に巻かれた生ぐさい一通の手紙を、私はひらく。——————————あしへいさん。また、お手紙さしあげます。先便では失礼いたしました。小説「昇天記」を送ったりなどして、あわよくば芥川賞をと考えたわけでしたが、あとで赤面する思いをいたしました。もう二度と小説などかこうという野心はおこさないことにしました。したがってこんどは新作ができたから見てくれなどというのとはちがいます。どうぞ、あのことはお忘れ...
更新日: 2019/09/15
c624910a1718さんの感想

美しく生きたい、その願が強ければ、 やはり狂うしかない、、 青蔵の如く.芥川の如く 命ある者でなくならざるを得ない、ト。 そこまで立ちいたった人こそ、 強靱にバランスをとり、いきていってほしい。後に続く者の為に 葦平さんは、強靱にいきてくれましたね、有難う御座います。

更新日: 2018/04/16
ec538f32331eさんの感想

アンデルセンの人魚姫のイメージとはかけ離れた、ある意味では現実的な人魚の姿が、河童によって語られているという狂気のファンタジー。