「秋の鬼怒沼 」の感想
秋の鬼怒沼
あきのきぬぬま
初出:「山岳」1923(大正12)年5月

木暮理太郎

分量:約42
書き出し:日光の紅葉大正九年十月十日。松本善二君と倶《とも》に、午前五時五分発の列車にて上野駅出発、九時二十七分日光着。馬返まで電車に乗り、午後二時三十分中禅寺湖畔、三時五十分湯元。板屋に泊る。日光の町から馬返へ行く途中、眉を圧して聳え立つ女貌《にょほう》山や赤薙《あかなぎ》山の姿が、或は開けた谷間の奥に、或は繁った黒木の森の上に、電車の進行に連れて忙しく右手の窓から仰がれる。其中腹千五、六百米附近と思われ...
更新日: 2024/05/05
8eb05d040692さんの感想

登山日記ですね。道無き道をひたすら進み、日が暮れたら野営する。 テント等はなく代わりに油紙を張り風や雨を凌ぐ。過酷だ…