「わかれ道」の感想
わかれ道
わかれみち
初出:「国民之友 二七七号」1896(明治29)年1月4日

樋口一葉

分量:約35
書き出し:上お京《きやう》さん居《ゐ》ますかと窓《まど》の戸《と》の外《そと》に來《き》て、こと/\と羽目《はめ》を敲《たゝ》く音《おと》のするに、誰《だ》れだえ、もう寢《ね》て仕舞《しま》つたから明日《あした》來《き》てお呉《く》れと嘘《うそ》を言《い》へば、寢《ね》たつて宜《い》いやね、起《お》きて明《あ》けてお呉《く》んなさい、傘屋《かさや》の吉《きち》だよ、己《お》れだよと少《すこ》し高《たか》く言...
更新日: 2020/11/13
19双之川喜41さんの感想

  お京は 縫い物で身をたてており 傘屋の小僧の吉とは お互い 身寄りのない繋がりで 實の姉弟のように交流しているけど 妾奉公に行くことになり 違う道を歩むことになる。 地の文はほぼ無くて 会話体からなる。 総ルビなので 読めない人はまずいないかもしれない。 江戸言葉が ことのほか 楽しめると感じた。