学校内の男子女子の二人を冷やかす周りの子どもたちの描写が、実にリアルで昔も今も変わらんなあと思った。 信如が喧嘩強くないのに何故か皆から一目置かれているのは、無口で人と離さないから人となりが知られてないだけだが、だとしてもちょっと納得しづらい。 最後美登利がしおらしくなってしまい、性質が変わったのには初潮説と水揚げ説の二つがあるらしいが、私は初潮説だと思う。
樋口一葉のたけくらべは、みどりという女の恋を綴った話だが、全く樋口一葉のダラダラ古文体は辟易する。どうか、小中高校生の皆さん、作文の真似はしないでください。
好きなのに、その思いを素直に伝えられない、ティーンエイジの恋物語。 誰しもが経験した切ない思い。 懐かし記憶を思い出させてくれます。