「奇談クラブ〔戦後版〕」の感想
奇談クラブ〔戦後版〕
きだんクラブ〔せんごばん〕

07 観音様の頬

07 かんのんさまのほお初出:「月刊読売」1947(昭和22)年5月

野村胡堂

分量:約33
書き出し:プロローグ奇談クラブその夜の話し手は、彫刻家の和久井献作《わくいけんさく》でした。この人は日本の木彫に一新生面を開いた人ですが、旧《ふる》い彫刻家達の持っている技巧を征服した上、一時はシュールレアリズムの運動にまで突き進み、一作|毎《ごと》にジャーナリズムの問題を捲き起して居ります。「私のお話は、まことに他愛のないことですが、若い頃聴いた話を綴《つづ》り合せて、仏像に恋をした話を纏《まと》め上げて...
更新日: 2019/06/02
ハルチロさんの感想

仏像の事、彫刻の事ーー造形美術全般ーーについては、門外漢の愚生には、作品中の主人公の行為、心情には理解し難いものがある。しかし、作品の展開が面白かったので、すんなりと読了できました。また、作品中に出てくる『神仏習合』や『廃仏毀釈』は、学校の歴史の授業で学んだことではありますが、本作品での説明の方が簡潔明瞭のように思えます。

更新日: 2015/12/26
奥津棄戸明さんの感想

面白かった