「奇談クラブ〔戦後版〕」の感想
奇談クラブ〔戦後版〕
きだんクラブ〔せんごばん〕

10 暴君の死

10 ぼうくんのし初出:「サロン」1947(昭和22)年7月

野村胡堂

分量:約30
書き出し:プロローグ「これは低俗な義理人情や、歪められた忠義を鼓吹した時代には発表の出来なかった話で、長い間私の材料袋に秘められて居りましたが、今となっては最早|憚《はばか》り恐るる節もなく、この物語を発表したからと言って、私を不忠者不義者扱いにする、頭の固い便乗者も無くなってしまったことでしょう。私は思い切ってこの秘話を発表いたしますが、たった一つ、殿様の本当の名前だけは隠さして頂きたいと思います。旧藩関...
更新日: 2019/06/05
ハルチロさんの感想

歌舞伎の勧善懲悪物とも言える作品です。身分制度が厳重な封建的時代の“出来事”としては、“奇談”となるかもしれません。しかし、話の展開からは、結末は想定できる物でしたので、私的には、“奇談”とは言いがたいと感じます。ですが、こういう作品は、好きなので、楽しめました。

更新日: 2015/12/30
奥津棄戸明さんの感想

面白かったけど、現代ものも読みたい