「奇談クラブ〔戦後版〕」の感想
奇談クラブ〔戦後版〕
きだんクラブ〔せんごばん〕

16 結婚ラプソディ

16 けっこんラプソディ初出:「月刊読売」1947(昭和22)年12月

野村胡堂

分量:約30
書き出し:プロローグ「さて皆様、私はここで、嘘のような話を聴いて頂きたいのであります。話の真実性については、皆様の御判断に任せるとして、兎《と》も角《かく》も、これは決して嘘ではないということだけは、当夜の盛大な結婚式に列席した方々は、証明して下さることと思います」話し手の小塚金太郎《おのづかきんたろう》は、斯《こ》んな調子で始めました。名前はひどく世俗的で、手堅い商人かなんかのように響きますが、実はまだ若...
更新日: 2019/06/11
ハルチロさんの感想

“奇談”でありオカルト的展開である。音楽に疎い愚生には、音楽の持つ力など想像も出来ない。しかし、天才と言われる人が、命を賭け、一念を込めて作曲した音楽の持つ力は、この作品に描かれているような力を持っているのであろう。愚生が感じた、“結婚ラプソディー”と言う表題からの第一印象を、この作品は“奇談”という形で、見事に打ち砕いてくれました。

更新日: 2016/01/05
奥津棄戸明さんの感想

面白かったが、なんだか後だしじゃんけんもある。