吉川英治
今も 世界のあちこちで見られる殺戮(さつりく)は 殺し合いという意味では 武士の戦闘と 基本的にはかわりがなく 美化したり大義を持ち出したりしても 白々しい 虚しさが残る だけではある。 時代背景を見れば いささかの 意義は ないわけではなかったと しなければ ならないだろうけれど 情けないと思う ばかりである。