「百まで踊る下中翁」の感想
百まで踊る下中翁
ひゃくまでおどるしもなかおう

平野零児

分量:約6
書き出し:下中翁が忽然と逝かれたのは何とも傷心の限りである。亡くなられる恰度一月前、麹町の「山の茶屋」で、翁の御馳走になったばかりである。中野好夫、深尾須磨子、松山幸逸、岡田政一、大西雅雄さん達、下中翁を囲む同郷の極く小部分のグループの、いはば恒例のような会だった。その前はクラブ関東で、立抗村の名誉村長になられた時の、披露ともいうべき会だった。その時は「これからは陶工弥三郎となって余生を送る」といわれていた...
更新日: 2025/01/01
65c8aadc88adさんの感想

雙喜 平凡社 社長の  故 下中 弥三郎氏を  偲んでる。社内では  爺さん 教育や 平和のこととなると 惜しみ無く 寄附をするので 困る と されていたらしい。世界連邦の 設立にも  尽力したという。いつまでも 初心を 忘れずに  社会貢献に 身をていした 氏は  郷土の誇りに 違いない。同郷の 士として  謦咳に 触れた 著者もまた 幸せな人だったと 感じ入った。02:55