「花と龍」の感想
花と龍
はなとりゅう
初出:花と龍「読売新聞」読売新聞社、1952(昭和27)年6月20日~1953(昭和28)年5月11日

火野葦平

分量:約1061
書き出し:序章女の出発「たいそう暗いが、キヌさん、もう何時ごろかのう?」「まあだ、三時にはなりゃあすまいね」「やれやれ、この谷は一日《いちんち》がよその半分しかないよ。仕事も半分しか、でけやせん」「その代り、夜がよその倍あるわ」「倍あったって、電燈はつきゃせんし、油は高いし、寝るしか用がない。この村の者がどんどん都に出て行くわけがわかるよ。遠いところに行く者は、ハワイやブラジルまでも行っとる。成功しとる者も...
更新日: 2023/12/05
4a359431673dさんの感想

幼少期に小倉にいた事があり、何故こんな荒っぽい街なのか不思議であったが、これを読んで謎が解けた気がした

更新日: 2021/03/26
93acfa619850さんの感想

確か同名の映画があった程度の知識で読み始めました。マンと金五郎の生い立ち部分ではこの先どうなるのかな程度の感想でしたが、二人が結び付いてから俄然興味が湧き、吸い込まれるように毎日読むのが楽しみとなりました。 因みに私は通勤時間に読むのを楽しみにしているため帰宅後は開いていません。 火野葦平さんは名前しか存じ上げませんでしたが、まさかこんなに興味をそそられる作品とは想像していませんでした。私は既に65歳となるお爺ですが、世の中にはまだまだ読みたい先品が山のように眠っています。読後感は有り難うございましたという心境です。

更新日: 2021/03/19
602cff123076さんの感想

ペシャワール会の中村哲先生の自伝を読みました。 中村先生を通じて  火野葦平さんのことを知りました。 そして、この「花と龍」を読み終えて お二人の生き方に共通するエッセンスを知ることができたように思います。 それは遺伝子や血統だけでは説明できない 思想というか哲学というか そのようなものが金五郎さんとマンさんから脈々と受け継がれているのだなと思い至りました。 とても貴重な人生経験となりました。 ありがとうございます。

更新日: 2018/02/08
チャーリーくんさんの感想

北九州出身者には知ってる人が出てきて、懐かしかった。