「私の歩んだ道」の感想
私の歩んだ道
わたくしのあゆんだみち

蜷川新

分量:約30
書き出し:一子供時代の教育と精神私は、明治六年に生まれた。そうして七日ののちに、父をうしなった。私は、父親を知らない人間である。私は、駿河《するが》の国(静岡県)の海岸の袖師《そでし》で生まれた。興津《おきつ》の隣り村である。私は生まれてまもなく、母にいだかれて東京に移った。母の生家は、徳川時代から神田明神下《かんだみょうじんした》にあった。母の実父、すなわち私の祖父は、播州《ばんしゅう》(兵庫県)林田《は...
更新日: 2021/05/30
19双之川喜41さんの感想

 優れた自叙伝というわけではないので  ご多分に漏れず  ほとんど 自慢話であるけど  中には 気になるような 部分もある。 与力上がりの漢学者が語った江戸の実相は 西郷の放った強盗500人が 強奪を尽くすだけで 幕府を攻めるわけでもなく  彼等には 道義心は なかったと言う。 そうかもしれないと感じた。