中島敦
文学が 戦争に 役立つかという問題にたいして 隠された 思考忌避性に対して 一種の防腐剤の役を果す かもしれないと 答える。 おそるおそる 南方ボケながら 発言しているのである。
中島敦の章魚木の下では、中島敦が南洋諸島で居てたために、文學の触合い、センスが粗雑になって、嘆いていたとする。エッセイか。
中島敦の文の魅力は、理論性だと思います。複雑ながらとても丁寧に、しかも無駄無く心情を語っており、理屈っぽさがどうも堪らない。