不倫は文化で 名を売った人がいたけど 直ぐに 出兵するので 不倫は戦争となる。 相関図を 書くまでもなく 桁違いの妖婦なので 笑うしかない。 絶世の美人が 白痴だったという話を 想った。
夏姫は何もしていない、妖艶でこそあれ道を(ほぼ)違えもしない。何が周りの男たちを狂わしめたのか。ただ傾国だったとは言えない不思議な気持ちになった。タイトルのニュアンスはこれか。
中島敦の妖氛録は中島敦らしいタッチの支那古代史をテーマにした小説。エッセイ。内容は短いが中島敦のリズムがある。
終いに「ゲラゲラと笑い出して」しまうことにこの作品のおもしろさ、そして怖さがある。一言もしゃべらないヒロインに萌える話。