「赤い杭」の感想
赤い杭
あかいくい
初出:「夕刊大阪新聞」1929(昭和4)年9月1日(推定)

岡本綺堂

分量:約22
書き出し:場所の名は今あらはに云ひにくいが、これは某《ある》カフヱーの主人の話である。但《ただ》しその主人とは前からの馴染《なじみ》でも何でもない。去年の一月末の陰《くも》つた夜《よ》に、わたしは拠《よんどこ》ろない義理で下町のある貸席へ顔を出すことになつた。そこに某《ある》社中の俳句会が開かれたのである。わたしは俳人でもなく、俳句の選をするといふ柄《がら》でもないのであるが、どういふ廻《まは》り合せか時々...
更新日: 2021/05/12
19双之川喜41さんの感想

 復興局の 人達が 只で 飲み食いした後に その掘っ立て小屋は 残ったので 店の主は かえって 有り難がる。不思議話しも 登場人物が 多すぎると いささか 興が削がれると 想った。