「銭形平次捕物控」の感想
銭形平次捕物控
ぜにがたへいじとりものひかえ

001 金色の処女

001 こんじきのしょじょ初出:「オール讀物」文藝春秋社、1931(昭和6)年4月号

野村胡堂

分量:約36
書き出し:これは銭形平次の最初の手柄話で、この事件が平次を有名にしたのです。この頃お静はまだ平次の女房になっていず、ガラッ八も現われてはおりません。一「平次、折入っての頼みだ、引受けてくれるか」「ヘエ——」銭形の平次は、相手の真意を測り兼ねて、そっと顔を上げました。二十四五の苦み走った好《い》い男、藍微塵《あいみじん》の狭い袷《あわせ》に膝小僧《ひざこぞう》を押し隠して、弥蔵に馴れた手をソッと前に揃えます。...
更新日: 2020/03/23
58bced9e23b2さんの感想

「銭形平次」は時代劇でしか知らなかったのですが、こうして青空文庫で読めることが嬉しいです。連載の「オール讀物」が昭和6年には既にあったことにも驚き。今日も決め手の銭が飛ぶ!

更新日: 2019/05/28
gnosaさんの感想

シリーズ第一作。自分だけでなく人の命も賭ける平治にちょっと引く、