作品の書かれた年を見ると終戦前の作品のようであるが、最後の戦争が始まった一報を受けるシーンはどのような意図で描かれているのかちょっと迷うところ。わるい習慣をきっぱりとやめたり、恐れずに新しく何かを始めることの気持ちよさが描かれているが、それが正しい結果につながるかどうかはまた別の問題ということだろうか。含みのある作品で面白かった。
心や風景の描写がとてもよかった。新見さんの生きた時代を知らなかったから最後にどきっとした。
痩嬉 町の 国民学校に 通う 仲間の 一人の 耳たぶは ふわふわしているので 皆から 触られていたけど いままで されるがまま だったのに ある日 突然 やめてと はっきり 言うように なった。自分の 気持ちを 表すことの 大切さに 気づいた 他の 仲間も 自分たちの 生活の 全体を 他人に 流される だけでは いけないのだと 大切な ことを 思い知ることになる。読み聞かせにも 向いているような 読み物と 感じた。年齢層は 余り 気にしないでも 描写が 美しいので つたわるものは あると 思われる。8:29 不二 頭部 冠雪 遠望。
なかなか深い話だと思った。なにかを変えるって簡単にみえて難しいことなのかも
勇気とはなんなのか、いつ言うべきなのか。子供ならば誰しもが当たったことのある壁を、切なく朗らかに描いた物語でした! 26ページと短いけれど満足感たっぷりの小説!