室生犀星
雙之川喜1941 腹違いの 弟は 兄の 女と 逐電する。日々の 食べ物にも 事欠く ようになり 農民の 畠から 作物を 盗み 取り 怒った 農民たちは 隠れ 住む 荒野に 話し合いの 末に 火を かける。それを 止めに はいった 兄は 弟を 救いだそうとする。女が 夜ばいに 出る 有様 野火の 様子が 美しく 心理描写も 過不足ない。上質な 仕上がりと 感じた。