「青バスの女」の感想
青バスの女
あおバスのおんな
初出:「新青年」1929(昭和4)年1月

辰野九紫

分量:約30
書き出し:新聞雑誌製作者は常に言う。——無責任な読者の投書が多くて困ると。そして必ず附言する——英人は片言隻句《へんげんせっく》にも、本名を記すことを忘れないと。ジョンブル気質礼讃《かたぎらいさん》である。然《しか》り、匿名での一言居士《いちげんこじ》は、卑怯でもあり、罵詈雑言《ばりぞうごん》は慎しまなくてはならぬ。況《いわ》んや、名誉に関する言議に、覆面の偽人は戒心を要する。さり乍《なが》ら、英人と雖《い...
更新日: 2021/05/12
19双之川喜41さんの感想

 バスの女車掌の 釣り銭の出し方について  会社に投書したので 上司が 詫びに 来たり  女は 転職したり するという  騒ぎになってしまう。 誰にでもある  些事事大主義を 盛って 表している。 ところが 結末は 大方の予想を 裏切るので 面白い と感じた。

更新日: 2018/07/27
8ab796aa8404さんの感想

序盤退屈な先の見えない話が続き、最後に一気につながった。全く予想していない展開で、面白かった。