「ペスト王」の感想
ペスト王
ぺすとおう

寓意を含める物語

ぐういをふくめるものがたり

ポーエドガー・アラン

分量:約35
書き出し:神々は人民にては嫌悪し給うことをも王には堪え忍びまたよく許し給う。バックハスト1『フェレックスとポレックス』騎士道華やかなりしエドワード三世2の治世年間、十月のある夜の十二時頃のこと、スロイス3とテムズ河との間を通うている商船で、その時テムズ河に碇泊していた「フリー・アンド・イージー丸」の乗組員に属する二人の水夫は、ロンドンの聖《セント》アンドルー教区にある一軒の酒店《エイル・ハウス》の酒場に自分...
更新日: 2024/04/16
19双之川喜41さんの感想

 ペストの 蔓延(まんえん)により 封鎖になった 地区の 葬儀屋に 無銭飲食をした 二人の船員が 逃げ込んで 髑髏(どくろ)を 酒杯(さかずき)のかわりに えんえんと 酒池(しゅち)を 繰り広げるのである。確実な死を 目前にした アルコール中毒患者達の 狂乱が なにやら 身につまされると 感じてしまった。