岩野泡鳴
明治末期の札幌市街を描いたルポ的な作品。 本文がいちいち文節で区切ってあるので、歌を歌うイメージで読むと読みやすいかもしれない。 ちなみに現在の札幌市は人口197万人を擁する大都市である。 6万の人口と記した泡鳴は今の札幌を見て何を思うだろうか。
明治末の札幌を放浪者たる作者から見て描いたもの。