「新書太閤記」の感想
新書太閤記
しんしょたいこうき

01 第一分冊

01 だいいちぶんさつ初出:太閤記「読売新聞」1939(昭和14)年1月1日~1945(昭和20)年8月23日

吉川英治

分量:約502
書き出し:序民衆の上にある英雄と、民衆のなかに伍《ご》してゆく英雄と、いにしえの英雄たちにも、星座のように、各※の性格と軌道があった。秀吉は、後者のひとであった。生れおちた時から壮年期はいうまでもなく、豊太閤《ほうたいこう》となってからでも、聚楽《じゅらく》桃山の絢爛《けんらん》や豪塁《ごうるい》にかこまれても、彼のまわりには、いつも庶民のにおいが盈《み》ちていた。かれは衆愚凡俗をも愛した。かれは自分も一箇...
更新日: 2017/03/05
あきらちゃんさんの感想

出世物語だな

更新日: 2015/06/09
486f127e70d9さんの感想

やはりしっかり安心して読めますね。

更新日: 2015/05/25
笛吹き娘さんの感想

シリーズを通して秀吉を幼少期から描きながら、同時に信長という日本史上最も有名な人物をも描く。 癇癪もちで冷酷な人物として描かれがちだが、そんな人間にあれだけの数の剛勇・有能な部下がついていくわけがない。 吉川版信長は、特異な人間的魅力にあふれていて、説得力がある。 彼に憧れてその才を開花させていく秀吉の、発想の柔軟さ・人間への信頼感にぐいぐい引き込まれる。