じわじわと倒錯した世界にハマった行った少年の話かな。
性癖歪むかと思いました。 元から歪んでたのでセーフでした。
この作品のせいで性癖歪んだ。
門番の居るような 御大家の息子の家に 招かれて ごっこ遊びに耽り 腹違いの姉が弾くピアノを ローソクまみれのまま聴かされ 甘美な経験をする。 幼子の遊びの情景は 懐かしいような気が 胸に わき起こってくると感じた。
勃起した。最近小説を読み始めたけど、こんなワクワクを感じたのは初めてです!
春琴抄の琴女と佐助の関係を思わせる。無垢であるべき少年少女が持って生まれた本性から回避出来ず、知らぬままに、SMの世界をかいまみてしまう情景が谷崎文学特有な沈美の極限として描かれており、素晴らしい。セピア色のフランス映画のようだ。
谷崎潤一郎の少年は、子供たちの遊び戯れ事を描いたもの。西洋館での遊びは、とても面白い。
美しい姉弟に虐げられ、支配されることは、快楽なのだろう。 谷崎といえばマゾヒズム。エロティシズム。文学派閥でいうところの耽美派。 「私」が信一に全身を食いつかれ、舐められる描写はゾクゾクするほど背徳的だった。 普段は大人しい少年が、心を許したものにだけ見せるサディスティックな部分。それが幼さゆえの残虐性なのか、生来の性質なのかはわからない。 しかし、力のない姉弟に抵抗もせずいいままにさせている「私」や仙吉は、明らかな被虐趣味だろう。