最後、三郎の犯罪が明智に見抜かれたときの、心情描写の流れや表現が真に迫るものだった。ウソがバレたり、怒られているときの心理って、まさにこうなるよな。
好奇心は猫をも殺すことまさにこの事だと思った。三郎の変態的な犯罪趣味はもちろんだが、明智の「真実」に対する姿勢もなかなかのものだと感じた。 意識していないことを意識してしまうのは人間の性であるため、この時点で犯罪計画は破綻していたのだと思った。
完全犯罪に酔う輩は後に必ず「ゲロ」をする笑
明智はいろいろな作品に登場しますが、本作の明智が最も不気味でした。 主人公を屋根裏から観察し、ボタンを買って、帰宅を今か今かと待ち構えて、自白に追い込む…去り際の台詞も善良な市民とは程遠い。 まさに変態的。 主人公の方がよほど人間味があると思えるくらい。 しかし、こんな明智の一面もまた魅力的だから凄いものです。
おもしろかったです。 さすが明智小五郎です。
面白かった
昔 ラブホの 天井裏から 覗きをして 捕まった男がいた。 乱歩の 愛読者かは 判らないけど 節穴に 眼鏡の縁が 光ったので 気付かれ 転がり落ちて 御用となったとか。
なるほどね!
部屋に自分が一人しかいないとき、確かに絶対人前ではしない行動をとってしまうことはある。 そんな他人の姿を観てみるのはもしかしたらすごく楽しいことなのかもしれないと主人公に共感した。 ただ、僕なら明智のトリックには気がつくと思う。見逃してくれるなら、自主もしないかな。
人間の心理
タイトルと主要な内容は知ってると思っていたが、初めて読んでみて、こんな小説だったのかといささか拍子抜けした。もっと淫靡なイメージを抱いていたので、普通のミステリーであることに複雑な気分です。
潜在意識はどんなことでも覚えているからね。
とても最高 タバコのオチも好きです
流石江戸川先生…といった感じでした やっぱり天才ですね
流石、江戸川乱歩の代表的な作品です……
面白かったです
人に語りかけるような文体で 昔の雰囲気がよく出ていてなかなか洒落た短篇だと思います
好奇心からなる衝動的な事件を容疑者目線で見るといった内容。 共感しづらい面もあるが、出来事を読むといった部分では興味深い。
読みやすい。私は最後ちょっと悔しいなと思った。変態ならやり通せよ、と。
面白く読めた。