「箱の中のあなた」の感想
箱の中のあなた
はこのなかのあなた
初出:「ヒッチコック・マガジン 第3巻 第2号」宝石社、1961(昭和36)年2月1日

山川方夫

分量:約9
書き出し:「あの、失礼ですが」なめらかな都会ふうの男の声がいった。彼女は、臆病と疑惑とがいっしょになったようなぎごちない様子で、立ち止った。丘の上は、すばらしい夕焼けで赤く染っていた。馬の背のような地面に、まばらな木が細長い影をつくっていた。「いい景色ですねえ、ほんとに。……これ、なんの木です?」なれなれしく、この地方だけに生えている緑いろの炎のような形の樹をさして、男は訊く。男は、首からカメラを吊《つる》...
更新日: 2024/04/16
19双之川喜41さんの感想

 作者は 検定教科書に 作品が 掲載されるような 夭折した 実力者であるけど 本作品も いささか 男性恐怖症かもしれない 若い女性の 心の揺らぎを 描いて 巧みである。細部に 破綻は無いとは 言い切れないのが すこし 惜しまれるのは 筋立ての 見事さで 充分 取り返していると 感じた。

更新日: 2024/03/07
8eb05d040692さんの感想

読み終えて「箱の中の中のあなた」という題名の意味がわかった。 なかなか怖い話

更新日: 2022/10/23
36500a215a32さんの感想

他の人の「曲のサビ…」という表現を見て納得しました。一気に駆け抜けていく恐怖。いいですね。

更新日: 2022/04/26
鍋焼きうどんさんの感想

不審死が連続して、若い?1人旅の男という共通項があれば普通捜査案件だと思うけど。そんな無粋なことは無視してファンタジーと見ればいいのかな?

更新日: 2020/06/22
371221b54284さんの感想

なるほど、ヒッチコックみたいな怖さがありますね。

更新日: 2019/02/26
奄桜矢齋蔵奈緒男さんの感想

短編だけにブラック感が凝縮されていて、曲のサビの良いところを聴いてる感じ。とてもスリリングでおもしろく読みました

更新日: 2019/02/24
4abeb96308c7さんの感想

山川方夫のショートショートって、ホラーチックなのから戦争体験を題材にしたシリアスなのまで、結構ブラック。 全集を読んだのも今は昔。もう青空文庫の対象になったことに感慨。これからも楽しみにしてます。

更新日: 2019/02/22
8e46b5bc1c6aさんの感想

ごめんなさいでは、許せない。あかん。コレクターになってますやん(怒)

更新日: 2019/02/22
64abaade9cfeさんの感想

怖い。一気に牽かれました。

更新日: 2019/02/21
チェリスさんの感想

怖い、ぐいぐい読ませる!

更新日: 2019/02/20
682b0d62cb28さんの感想

気持ちが悪い、あり得ないしかも不気味