若い頃読んだ これは自分の事だと思った 勿論人殺しなどしていないし 生活もラスコーリニコフより裕福だったが 若い 勘違いしてた 酸っぱい思い出が なんとなくシンクロする様な ちょっと恥ずかしいけど大好きな作品
その昔 刑法の 久禮田教授から 罪と罰という字は 紛らわしいので 取り違えないようにと 注意を 喚起されたことがある。さて 大学生 ラスコーリニコフの犯罪は 二人の婦人を 殺害した ことである。独自の 理論で 武装して 実行に及んだ。罰については 流刑であり 強制労働を かせられた。罪刑の均衡を 欠くようにも 見えるけど 取り調べに 協力的などの 酌量の余地が 認められた。彼に 想いを寄せる ソーニヤは ラスコーリニコフを 追って 彼の地に 移住し 彼が 自らの愛に 気づくのを 辛抱強く 待つこととなる。冒頭の アル中及び依存症の 男たちの 執拗な 描写には うんざりしてしまう。しかしながら 中頃に コロンボ刑事にも 似た 予審判事の 登場で 知的好奇心が 充たされる。さらに 終段では 流れるような 文章で 愉しませて くれるので それらを 当てにして 読み進めるのも 手かもしれない。我ながら そも人生 罪だか 罰だか わかりにくい ものだと つくづく 想ってしまった。加えて 眼は霞むし 体の 節々は 痛むので できれば 若いうちに ちびちびと 読破されるのが 宜しいかと 愚考した。これ 老爺心という。
凄く凄く感動した♥(´;ω;`)
傑作である。