夜光人間
やこうにんげん
初出:「少年」1958(昭和33)年1月号~12月号分量:約188分
書き出し:きもだめしの会名探偵|明智小五郎《あけちこごろう》の少年助手、小林芳雄《こばやしよしお》君を団長とする少年探偵団は、小学校の五、六年生から中学の一、二年生までの少年二十人ほどで組織されていました。みんなが近くに住んでいるわけではなく、学校もちがっている少年がおおいので、この二十人が、いつでも集まるわけではありません。ときによって、事件にかんけいする少年たちの、顔ぶれがちがうのです。みんな学生ですか...