「ぼろぼろな駝鳥」の感想
ぼろぼろな駝鳥
ぼろぼろなだちょう

高村光太郎

分量:約1
書き出し:何が面白《おもしろ》くて駝鳥《だちょう》を飼《か》うのだ。動物園の四|坪《つぼ》半のぬかるみの中では、脚《あし》が大|股《また》過ぎる|ぢ《じ》ゃないか。頚《くび》があんまり長過ぎる|ぢ《じ》ゃないか。雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎる|ぢ《じ》ゃないか。腹がへるから堅《かた》パンも|喰ふ《くう》だ|ら《ろ》うが、駝鳥《だちょう》の眼は遠くばかり見て|ゐ《い》る|ぢ《じ》ゃないか。身も世もない...
更新日: 2017/10/29
749e938f2546さんの感想

本作は中学の教科書に掲載されていたので懐かしくなり再読というかたちなのです。 当時もかなりの衝撃があったのですが、読み返すとさらに作者の人間に対する憤りや囚われの駝鳥に対する哀しみなどが短い作品の中に溢れていて込み上げてくるものがあります。今でも皆さんに読んで欲しい作品です。

更新日: 2017/08/31
5d5ec00b219aさんの感想

駝鳥じゃないか