「死の舞踏」の感想
死の舞踏
ダンスマカブル
初出:「文芸倶楽部」1928(昭和3)年9月増刊

野村胡堂

分量:約29
書き出し:一「珍らしい事があるものだネ、東京の佐良井《さがらい》から手紙が来たよ」「幽香子《ゆかこ》さんからですか」「イヤ、あの厭《いや》な亭主野郎からだ」「まあ」愛子は、その可愛らしい眼を一杯にあけて、非難するような、だけど、少し道化たような表情を私《わたし》に見せるのでした。長い長い演奏旅行を了《お》えて、私と、私の許婚《いいなずけ》の愛子は、ピアノを叩き過ぎて尖った神経とあわただしい旅に疲れた身体《か...
更新日: 2015/11/08
6a2fefc59a74さんの感想

サクッと読めるホラーサスペンスもの。簡潔な文章の中に、主要キャラの儚げな美しさや悪人子の気持ち悪さがストレートに伝わってきて、飽きずに一気に読めました。