「狂い凧」の感想
狂い凧
くるいだこ
初出:「群像」講談社、1963(昭和38)年1月~5月

梅崎春生

分量:約280
書き出し:一ある晴れた日の夕方、夕焼雲の色が褪せかけた頃、私は郊外の道を歩いていた。季節は晩秋か、初冬だったと思う。地上や中空にかなり強い風が吹いていて、樹々の梢を動かし、乾いた砂埃を立てていた。それはある私鉄と別の私鉄の駅間を結ぶ道路で、中央部が簡易舗装になっている。そこをバスや自動車やオート三輪が通る。舗装してない両側の砂利の部分を、人は歩くのだ。あたりはまだ開けてなく、ところどころに樹に囲まれた農家や...
更新日: 2019/10/13
19双之川喜41さんの感想

 身辺雑記の最たるものは 病気話しと思う。 初めのところは 延々と 怪我のことが描いてあるので 正直 うんざりしてしまう。 頭尾は 凧でまとめてあり 暗喩を 汲むのに手こずってしまうかもしれないと思った。

更新日: 2016/02/17
69e99d4ba5ddさんの感想

素晴らしい。一気に読めました。