「庭の眺め」の感想
庭の眺め
にわのながめ
初出:「新潮」新潮社、1950(昭和25)年11月

梅崎春生

分量:約19
書き出し:庭というほどのものではない。方六七間ばかりの空地である。以前ぐるりを囲っていた竹垣は、今は折れたり朽《く》ちたりして、ほとんど原形を失っている。おのずから生じた羊歯《しだ》や灌木や雑草の類が、自然の境界線をなしているものの、あちこちが隙間だらけなので、鶏でも猫でも犬でも自由に通れる。事実それらの小動物は、毎日顧慮することなく、私の庭を通過する。その隙間は、人間でも楽に通れるほどだから、時には人間も...
更新日: 2020/12/13
19双之川喜41さんの感想

 汲取屋の 馬車馬が 庭に逃げてきた。 ついでに カスミ網を食いちぎって 隣家に逃げ込んだ。 軽い文にも ユモアがあり 吹き出してしまうと感じた。

更新日: 2016/07/06
1e01cbf0f4fdさんの感想

昭和25年の作品にプロポーションとかシステムだとかのカタカナ文字が出てくることに、平成2年生まれの自分はとても驚いた。