坂口安吾
荒正人 平野謙は 小説の なかの 人物に 良く 似ている という。小説を 読みすぎる 連中である。坂口は 戦後の 退屈の 集大成として 二十枚位の 黄河の 脚本を 書き上げたと 自嘲する。仕込みとして 読んだ 黄河の 関係書は 数十册に のぼるという。本当のところ 退屈は していなかった のでは なかろうか。
戦中戦後人の荒廃して行く姿が感じられました。