坂口安吾
夫婦は憎しみあい苦しめあうのが、常であると安吾は言う。恋愛も絶対的ではなく偶然選んだだけとのこと。 私は夫婦は愛だの恋だのと不確定なものではなく、縁だと考える。前世の因縁と言っても良い。その意味で見合婚を否定はしない。結婚が必ずしも恋愛の延長線にある訳でない。離婚する夫婦は元来夫婦ではなかっただけだ。無縁の二人からは何も生まれない。 良妻も悪妻も因縁である。