卑屈なように思えるけれど、なかなかどうして笑いを誘う。嘲笑というより、自然と口角が上がるような。「これはこれでいいでしょ?」という感じだ。 それにしても、この感想は駄目だ。何故って、ぼくは男の子だから。
インチキ文学ボクメツ論を書けとの依頼。自分自身がインチキ文学者なのにな…。そうゆう一刀両断系は女史に頼めばいいのに。女史はサッソウ、男子はウジウジ。女史よ世の中建て直せ!頑張れ!自分?ダメだよ。ムニャムニャだもん。………と言いつつも安吾はそんな自分の(インチキ?)文学者としての姿勢に誇りを持っていたんじゃないかな。
安吾にしては自虐ネタだ!!! 主人公が必ず自殺するのが正統な文学で、安吾のようにどこまでも生にこだわる明るい文学はインチキ文学とでもいうのか? やたら、推理小説でもないのに日本文学は人が死ぬ。 現実は暗い人生なのだから、せめて文学の中では、命ごいをしてでも生きるというようなvitalityを読みたい。 そんなに簡単には、人は死なない!