01 天草四郎
坂口安吾
小説の構想を練る前の 下調べの段階を 開陳しているので 非常に興味深いものが ある。 天草の農民は 銃を使った 狩猟 生活に慣れていたので 竹矢来盾の防御で も 初めは 優勢だったと言う。 知恵伊豆が乗り出し 忍者を放ったりしたが ミサなるものには 全く慣れていなかったので 次々と 忍びの者は 見破られて しまったらしい 。 史実そのものと 史実離れは 永遠の課題であろうと感じた。
作者の 天草四郎 の 姿 の方が 理屈に合っている気がする