前半は京都と大阪の間の水無瀬の歴史、特に平安時代後期についてハナシが展開される。後半は作者独自の世界、男が女に尽くすストーリーが展開される。
子連れで 訳あり女の家を 垣根越しに 覗きに 度々 出掛けるのだから ストーカーの はしりとも 言えよう。 辛抱強く 読み進めば 覗きの 顛末を 知ることにはなると感じた。
谷崎潤一郎の蘆刈は娘、お遊を思いやる。 昭和の大阪弁で語られているが、樋口一葉の如く、句読点が適切に振られておらず、実に大阪人でも読みずらい。
前半の歴史の部分はとても難しいので飛ばし(^_^;)、三角関係の話を読みましょう。作者の尋常でない体験(らしい)が息の長い毛筆かな書きのような美しい文章で楽しめます。末尾も素晴らしい。青空のあとは、自筆の毛筆版を是非(*^^*)
読み終わっていない。古文の教養が必要。土地勘ないと厳しい。
優美なお遊さんの立ち振舞いが、手に取るようにわかりました。能楽にも、興味があるのでまた観に行きたくなっています。