(北鎌尾根)
松濤明
風雪のビヴァーク ここにあったのか… 登山記録として書いた前半は登頂への希望が垣間見えするが… 後半、不測の出来事や天候不良に真情が吐露されていくところ…胸がつまる思いだ カナ文字での文は…その気持ちを思うと、読むのが苦しくなる…
30年ぶりくらいに再読しました。途方もないことにがむしゃらにつき動かされていく、青春の脈動と破滅のごちゃまぜになった感傷で一杯になりました。