「三人法師」の感想
三人法師
さんにんほうし
初出:「中央公論」1929(昭和4)年10月号~11月号

谷崎潤一郎

分量:約48
書き出し:世に「三人法師」と云う物語がある。いつの時代の誰の作かは明かでない。萬治二年の版があるそうだが、作者はこれを国史叢書の中に収めてある活字版で読んだ。さしたる名文と云うのではなく、たど/\しい稚拙な書き方であるけれども、南北朝頃の世相が窺われる上に、第一の法師から、第二、第三の法師になるほど話が複雑で面白く、組み立てもまとまっているし、哀愁が心の全篇を貫いているところは文学的に相当の価値を認めてよい...
更新日: 2019/11/04
19双之川喜41さんの感想

 都合の良いことが 次々おこり げん松▫げん竹▫玄梅の 松竹梅の三人が 勢揃いするだけと 思ったら損だ。 描写が 実に 面白く 原典は 芥川も読んだかなと 思わすのである。