「自然の復讐」の感想
自然の復讐
しぜんのふくしゅう
初出:「中央公論」1912(明治45)年1月

丘浅次郎

分量:約17
書き出し:一自然を征服し得たことは人類の最も誇りとする所である。文明と云ひ野蛮と云ふも、畢竟、自然を多く征服し得たか、少なく征服し得たかの相違に過ぎぬ。火を以て随意に物を焼き始めてより、野獣を捕へて家畜とし、雑草を養うて作物としたのも、皆自然の征服であつたが、十九世紀に至つては、自然の征服が急に盛になつて、鉄道を敷いて大陸を征服し、巨船を浮べて海洋を征服し、更に二十世紀に入つては、飛行機を飛ばして天空をも征...
更新日: 2019/11/30
いちにいさんの感想

人間も戦わねばならぬ。自分の身は自分で守る。自然を征服し、他人を蹴落とし、自然や他人に復讐されるしかないのだ。平和主義者は餓死する。