斎藤茂吉
不細工な妻を持たなかったことが唯一僕のプライドである。
愛する妻と異国での何気ない共通認識する会話が、幸せを物語っている。押し付けがましくない旅日記だが、うまくまとまって、程よい主張も理解できる。
短くも素晴らしい。